生命と命(いのち)
私の「生命」はもうすぐ終焉を迎えます。しかし、私の「いのち」、すなわち、私が大切に思っていること私の価値観は、これから永遠に生き続けます。
中川米造
昭和・平成期の医事評論家、大正15(1926)年3月23日生~平成9(1997)年9月30日没、
京都大学医学部医学科、昭和24年卒、医学博士、日本医学教育学会名誉会員
聖書にある「生命」について
下記聖句の上段:新共同訳を表記→聖書に「生命」は3か所に登場する。
下段:聖書協会共同訳→聖書に「生命」は1か所に登場する。
聖書協会共同訳では、新共同訳で登場した「生命」(→下記<1>から<3>)は「命」に変更され、新たに、使徒言行録27:10(外典を除く)のみに「生命」が登場している(→<4>)。
→生命(せいめい):限りあるもの
→命 (いのち):永遠のもの=永遠の命
→新共同訳聖書に「永遠の命」は、44か所(旧約では、申命記32:40に、新約では43聖句)に登場する(別紙資料を参照)。
<1>レビ記19:16
民の間で中傷をしたり、隣人の生命(せいめい)life(口語訳:血)にかかわる偽証をしてはならない。わたしは主である。
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民の間を回って、中傷してはならない。隣人の命に関わる偽証をしてはならない。私は主である。
<2>民数記35:31
あなたたちは、死罪の判決を受けた殺害者の生命(せいめい)the life(口語訳:命)と引き換えに贖い金を受け取ってはならない。彼は必ず死刑に処せられなければならない。
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あなたがたは、死に当たる悪を行った殺害者の命のために贖い金を受け取ってはならない。その者は必ず死ななければならないからである。
<3>ダニエル書12:2
多くの者が地の塵の中の眠りから目覚める。ある者は永遠の生命(せいめい)life(口語訳:生命(せいめい))に入り/ある者は永久に続く恥と憎悪の的となる。
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地の塵となって眠る人々の中から/多くの者が目覚める。/ある者は永遠の命へと/またある者はそしりと永遠のとがめへと。
<4>使徒言行録27:10
「皆さん、わたしの見るところでは、この航海は積み荷や船体ばかりでなく、わたしたち自身our own lives /our lives(口語訳:われわれの生命(せいめい))にも危険と多大の損失をもたらすことになります。」
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「皆さん、この航海では、積み荷や船体ばかりでなく、私たちの生命(せいめい)にも危害と大きな損失が及ぶと、私は見ています。」