マイクロプラスチック
海洋を漂流・漂着するゴミの約70%を占める廃プラスチックは、漂着した海岸での紫外線や熱による劣化で次第に微細片化したのち、再び海洋を漂流していきます。
大きさが5 mmを下回った微細プラスチック片は「マイクロプラスチック(MP)」と呼ばれ、表面に有害物質を吸着する性質がありますが、それが魚等の誤食により海洋生物に取り込まれてしまうなど、海洋生態系への悪影響が危惧されています。
今のままプラスチックごみの海洋流出が増え続ければ、太平洋上を漂う微細なマイクロプラスチックの濃度が約10年後には現在の2倍、約40年後には4倍以上に達し、海の生物に悪影響を及ぼす恐れがあるとの予測結果を九州大や東京海洋大などの研究チームがまとめ、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで研究成果を発表した。
地はそこに住む者のゆえに汚された。(イザヤ書24章5a節)