悔い改め metanoia(今年のキーワード)
それでは、聖書は「悔い改め」について、どう記しているか見ていきます。
◆聖書が記す「悔い改め」とは・・・
聖書の58か所(62個)に「悔い改め」についての記述があり、簡単に言うと
悔い改めるとは「自分の心を変える」ことを意味します。
→ヨブ記1か所、イザヤ2か所、エゼキエル3か所、マタイ8か所、マルコ3か所、ルカ13か所、使徒10か所、ローマ1か所、Ⅱコリ3か所、Ⅱテモ1か所、ヘブライ2か所、 Ⅱペトロ1か所、黙示録10か所
◆悔い改めrepentance=metanoia(ギリシア語)
「metaメタ」は「~の上に、~の後で」、「noiaノイア」は「ヌース」(思い)に由来し、「マインド」の意。
∴「metanoiaメタノイア」=人の思いや志に起こる変化⇒思いの変化⇒聖書では「悔い改め」と訳しています。余談ですが、「metanoia」を逆さに読むと、「愛のため」と読めます。
◆悔い改めは、
◆①神が命じられるもの(使徒17:30)
◆②神の憐みにより導かれるもの(ローマ2:4)
◆③悲しみの気持ち(神の御心に適ったもの)からくるもの(Ⅱコリ7:9、10)
◆ヨブ記に、
自分を退け(NKJ:abhorひどく嫌う、NI:despise 蔑-さげす-む)、悔い改める。(ヨブ42:6b) とあります。
◆悔い改めると、
◆①恵みの御業によって贖われる(イザヤ1:27)
◆②いやされる(イザヤ6:10)
◆③滅びから免れる(ルカ13:3、13:5)
◆④罪が赦される(ルカ17:3、17:4、24:47)
◆⑤罪が消し去られる(使徒3:19)
◆⑥取り消されることのない救いに通じる(Ⅱコリ7:10)とあります。
※NKJ:New King James Version
※NI:New International Version