黒人霊歌「ドライボーンズDry Bones(枯れた骨)」
デルタ・リズム・ボーイズ(テナーのカール・ジョーンズを中心に1934年にオクラホマの大学で結成された五人組)が1941年にリリースした。当時はニューヨークの若い黒人の間で黒人霊歌から始まったストリート・ミュージックが流行していたが、貧しい黒人たちには高価な楽器が買えなかったため、楽器代わりにそれぞれが声でパートを務めた。これが「ドゥー・ワップ」(doo-wop主旋律を歌うリード・ボーカル、和音〈ハーモニー〉の中高音部を担当するテナー、中低音部を担当するバリトン、低音部を担当するベースに大きく分けられる)の原点となった。→Dry Bones-The Delta Rhythm Boys