悔い改めなければ滅びる

ルカによる福音書13:1~5
01ちょうどそのとき、何人かの人が来て、ピラトがガリラヤ人の血を彼らのいけにえに混ぜたことをイエスに告げた。
→ポンテオ・ピラトPontius Pilatus、生没年不詳、ローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督(在任:AD26~36)でユダヤの神殿や宗教的習慣を軽視する冷酷な指導者だった(通常、ローマの指導者は神殿での礼拝には干渉しなかった)。
エルサレムにいる時は、神殿を見渡せる「アントニア要塞」に住んでいた。

ガリラヤ人は、熱血的、革新的で考えも浅く、度々ローマに反旗を翻し、ピラトを殺し、ローマを倒して、自由国家を望んだ革命者たちでした。彼らは、過越祭の時、エルサレムで人々がごった返す中、騒動を起こし、ピラトの暗殺を考えたと思われます。しかし、ローマ兵によって捕えられ、ピラトの前に引きずりだされ、殺されました。しかも彼らの血は神殿の牛・羊の血と共に混ぜられて献げられました。

イスラエル北部のガリラヤ地方は、異邦人のガリラヤと呼ばれ、ユダヤからは低く見られていた。彼らは誰よりも罪深く、このような死に方をするのも罪深さから来ていると思われていた(→宿命論的な因果応報の考え)。

02イエスはお答えになった。
「そのガリラヤ人たちがそのような災難に遭ったのは、ほかのどのガリラヤ人よりも(神に敵対し、律法に従わない)罪深い者だったからだと思うのか

03決してそうではない言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる
→当時、罪深い者の上には悪いことが起きると信じられていた。しかし、イエス・キリストは、それを完全に否定されました。罪深い人、罪深くない人というのではなく、全ての人が、罪深く、自らの罪を悔い改め、神に立ち帰るべきだと、言われました。

04また、(外敵から守る為の)シロアム(Siloam=遣わされた者)の塔が倒れて死んだあの十八人は、エルサレムに住んでいたほかのどの人々よりも、罪深い者だったと思うのか

05決してそうではない言っておくが、あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる。」
→ヒゼキヤ王がギホンの泉からシロアムの池に水を引いてきたという記録が旧約聖書(列王記下20:20)にあります。
→列王記下20:20
ヒゼキヤ[在位:BC716~687]の他の事績、彼の功績のすべて、貯水池(→アッシリア軍の侵攻に備えて造られた。)と水道(→ギホンの泉からシロアムの池に至る地下水路で、サムエル記下5:6~9には、ヒゼキヤより約300年も前にダビデ王[在位:BC1000~961年頃]がこの地下水路-水くみのトンネル(同5:8)-を通ってエルサレムの城内に入ったと記されており、この水路はヒゼキヤが最初に着工したものではない。)を造って都に水を引いたことは、『ユダの王の歴代誌』に記されている。
(一部重複します)